八つの星と十字
八角形と正方形の格子から生まれる、もっとも知られた八つの星。
生成りの紙に墨8 の光・角度 67.5°
朝比奈幸太郎のサイト制作 世界観の見本
円を割り、線を角度で伸ばし、交わった所で止める。イスラムの文様は、定規とコンパスと決まりだけで、終わりの無い星を組み上げます。ここでは、その作り方の決まりと、決まりどおりに組んだ文様 12 を並べました。ジャケットやサイトの地に、番号ひとつで使えます。
この図は、作り方を順に見せています。下書きの格子と円 → 辺の中点から伸ばす線 → 帯を編んだ星の文様。
一つの円の周の上に中心を置いて、同じ大きさの円を描き足していくと、中心が 60° おきに 6 つ並びます。これを広げると、六角形と三角形の格子になります。
正方形の格子からは 4・8・16 の光の星が、六角形と三角形の格子からは 3・6・12 の光の星が生まれます。どの点に星を置くかで、文様の性格が決まります。
格子の各辺の真ん中から、辺に対して同じ角度で線を 2 本ずつ内側へ伸ばし、隣の辺から来た線と交わった所で止めます。角度を変えるだけで、星の形が変わります。
線を同じ幅の帯にし、交わるたびに上と下を交互にくぐらせます。下書きの格子と円は、最後に消します。
帯で囲まれた区画を、タイルのように色で埋めます。四隅に星の中心がくるように枠で切り取ると、どこで切っても終わりの無さが伝わります。
格子の形と線の角度を変えると、6・8・12 の光をもつ星が生まれます。押すと大きく見られます。
どの文様も、生成りの紙と墨だけで描いています。色は、ご依頼のときに作品の色の番号に合わせて、帯・地・小さな面のどこに入れるかを決めて付けます。下書きの格子と円を薄く残した図もあります。
すべての文様は一つの円から始まります。定規とコンパスと決まりだけで、どこまでも広がる面を組み上げます。
六芒星は六角形の辺の中点を一つおきに結び、八芒星は正方形を 45° ずらして重ね、十二芒星は正方形を 30° ずつずらして 3 つ重ねて作ります。
正方形の格子に八つの星を置くと、間に十字が生まれます。一方が出っ張った分、隣がへこむ。この受け渡しが、面をすき間なく埋める秘密です。
六角形の格子の最小の単位は、角が 30°・60°・90° の三角形です。その中に一つのかたちを描き、回して、映して、ずらして、面全体に写します。
十の光の星の文様は、辺の中点で交わる線の角度を 108°・90°・72°・54°・36° と変えるだけで、まったく違う家族の文様になります。
帯で囲まれた区画の比率を整えると、同じ構造の小さな文様がぴったり入ります。二重、三重の入れ子は、細部まで終わりがありません。
八つの星と細長い六角形を交互に並べて骨組にし、枠ごとに色で埋めます。昔からの色は、黒・白・濃い緑・ターコイズ・青・黄土の 6 色です。
渦巻きを基本の線にして、蔓を途切れずに続けます。分かれ目は輪で留め、先には割れた葉を置きます。文字と一緒に使うときは、蔓を文字の後ろに通します。
書の文字の大きさは、菱形の点を縦に 6〜8 個並べた長さを基準に決まります。その長さを直径とする円の中で、他の文字の形が決まります。