Contents
なぜ今、ヤフオクやメルカリではなく「Reverb」なのか?
「使わなくなったエフェクターやマイク、日本のフリマアプリで安く叩き売っていませんか?」
もしあなたが音楽機材を扱っているなら、それは現金をドブに捨てているのと同じかもしれません。今、世界の音楽市場では「Made in Japan」や「日本で保管されていた美品機材」が驚くほどの高値で取引されています。
その舞台となるのが、世界最大の楽器専門マーケットプレイス「Reverb(リバーブ)」です。
eBayよりもさらに濃い「音の専門家」が集まるこの場所で、あなたの機材を適正価格、いや「高値」で販売するための全手順を、徹底解説します。
アカウント作成後の「出品(Listings)」から「販売」まで、この記事一つで完結させましょう。
【ステップ1:出品画面へのアクセス】
まずは「メニュー」からスタート

Reverbにログインしたら、迷わず右上のアカウントアイコンボタンをクリックします。
ここが世界への入り口です。
音楽機材の販売から世界に向けて販売開始です。
【ステップ2:商品情報の入力(ここが命!)】

検索に引っかかる「正しい商品名」の登録方法
Reverbには巨大なデータベースがあります。
- Search for the gear you are selling:
- ここに商品名(例: Shure SM58 や Boss OD-1)を入力します。
- 候補が出てきたらそれを選択。これでスペック情報が自動で紐付きます。
- ようなオリジナル商品(ハンドメイド)の場合:
- データベースにはないので、「Create a new listing」を選択します。ここで「Brand」「Model」「Year」を正確に入力することが、Reverb内でのSEO(検索順位)を決めます。
ポイント
カテゴリ選択は慎重に。
「Microphones > Condenser」のように、細分化されたカテゴリの末端まで選ぶことで、探している人にダイレクトに届きます。
【ステップ3:商品説明とコンディション】
英語が苦手でも大丈夫!「売れる」説明文の書き方
「英語で説明なんて書けない…」と諦める必要はありません。
Reverbのバイヤーは文学作品を読みたいのではなく、「機材の状態」を知りたいだけです。
1. Condition(状態)のランク付け
- Mint: 新品同様(箱付きなど)
- Excellent: ほぼ傷なし
- Very Good: 多少の傷はあるが動作完璧
- ※日本の「美品」は海外の「Mint」に近い評価を受けることが多いです。自信を持ってランク付けしましょう。
2. Description(説明文)テンプレート
以下のテンプレートをコピペして使ってください。
Title: [商品名] – Handmade in Japan
Description:Hello from Japan! This is [商品名], crafted by Kotaro Studio.
Sound Character:[ここに音の特徴を一言。例: Warm, Vintage tone, High resolution]
Condition:It works perfectly. Please check the photos for cosmetic details.
Shipping:I ship via FedEx/DHL with tracking number. Safe and fast delivery from Japan.
If you have any questions, please feel free to ask!
★マーケティングの極意:
ハンドメイド品なら「ストーリー」を書きましょう。「日本の小さな工房で、一つ一つ手作業で作っています」という一文(Handcrafted in a small studio in Japan with passion)が、海外バイヤーの心を打ち抜きます。
【ステップ4:写真撮影(スマホでOK)】
成約率を3倍にする「写真」の撮り方
ネット販売において、写真は「試奏」の代わりです。
暗い写真は絶対にNGです。
- 1枚目(サムネイル): 全体が明るく写っている「顔」。背景は白か、雰囲気のある木目がおすすめ。
- 2枚目以降:
- 四方からのアングル
- 傷がある場合は、隠さずアップで撮る(これが信頼=クレーム回避に繋がります)
- シリアルナンバー
- 付属品(箱、マニュアル)
Reverbは最大25枚までアップロード可能です。多ければ多いほど「誠実なセラー」として認識されます。
【ステップ5:価格設定と送料】
利益を最大化するプライシング戦略
1. Price(価格)
Reverbには「Price Guide」という相場確認機能があります。
これを参考にしますが、日本からの発送は送料がかかる分、現地セラーより不利になりがちです。
しかし、「Japan Seller = 状態が良い」というブランドがあるので、相場の「平均〜やや高め」で攻めてOKです。
- Offers(値下げ交渉): 「Accept Offers」にはチェックを入れましょう。海外バイヤーは交渉が大好きです。少し高めに出して、交渉で落とすのが定石です。
2. Shipping(送料)
ここが一番のハードルですが、設定は一度やれば簡単です。
- Everywhere Else: 全世界向けの送料を設定します。
- ハンドメイドマイクのような精密機器なら、EMS(郵便)よりもFedExやDHLを推奨します。トラブルが圧倒的に少なく、到着が早いため「Positive Feedback(良い評価)」に直結します。
- 目安:マイクサイズなら 4,000円〜8,000円程度(契約による)を送料として設定しておきましょう。
【ステップ6:公開、そして世界へ】
Publishボタンを押して、世界中のミュージシャンに届けよう
全ての入力が終わったら、「Publish Listing」をクリック。
これであなたの機材は世界中のマーケットに並びました。
早ければ数時間で「Watcher(お気に入り)」がつき、メッセージが届くでしょう。
英語の質問が来ても、Google翻訳やDeepLを使えば全く問題ありません。
【ステップ7:海外発送の「壁」を壊す!魔法のツールと手順】
英語での宛名書きは不要!Reverb公認の「Ship&co」を使え
「海外発送って、英語で住所を書いたり、インボイス(通関書類)を作ったりで難しそう…」
ここで脱落する人が多いのですが、実は日本発の神ツールを使えば、ヤマト運輸で送るのと同じくらい簡単です。
Reverbで販売するなら、「Ship&co(シップアンドコー)」というサービスを使いましょう。
(※Reverb公式も推奨している配送管理ツールです)
1. なぜShip&co一択なのか?
- Reverbと自動連携: Reverbで商品が売れると、自動でShip&coに注文情報(相手の住所や商品名)が飛んできます。
- コピペ不要: あなたは何も入力する必要がありません。
- 主要キャリアに対応: FedEx、DHL、そして日本郵便(国際郵便)のラベルが、ボタン一つで発行できます。
- ラベリアマイクに最適: あなたのような小型商品を「書類用封筒」で安く送るための設定も一瞬です。
2. 発送キャリアの選び方(ラベリアマイクの場合)
あなたのマイクは「小さくて軽い」という最強の武器を持っています。
以下の2パターンから選びましょう。
プランA:スピード重視(FedEx / DHL)
- メリット: アメリカまで2〜4日で到着。追跡が完璧。
- 推奨: Ship&co経由でFedExやDHLのアカウントを連携させます。(※個人事業主ならFedExの屋号付きアカウントがおすすめ)
- 梱包: マイクを小さな箱に入れ、各社専用の**「厚紙封筒(パック)」**に入れます。これで最安料金が適用されます。
プランB:コスト重視(日本郵便:小形包装物+書留)
- メリット: FedExなどの契約がなくても、郵便局の窓口からすぐ送れる。
- 推奨: 「Small Packet(小形包装物)の航空便」に「Registered(書留)」を付けます。
- 注意: 到着まで2週間ほどかかります。Reverbの設定で「Standard Shipping」とし、リードタイムを長めに設定しておきましょう。
- ※EMS(国際スピード郵便)はラベリアマイクには割高なので、Small Packetが現実的です。
【実践編:マイクが売れた後のリアルな手順】
小型マイクを安全に届ける梱包術
海外の配送事情は、日本ほど丁寧ではありません。
荷物は「投げられるもの」と思ってください。
しかし、ラベリアマイクなら以下の手順で鉄壁の防御が可能です。
Step 1. 化粧箱をガード
マイクが入ったケースや化粧箱を、プチプチ(Air Bubble)で「これでもか」という厚さに巻きます。野球ボールくらいのサイズ感を目指してください。
Step 2. 封筒にイン
- FedEx/DHLの場合: 無料でもらえる「Envelope(厚紙封筒)」に入れます。
- 日本郵便の場合: クッション封筒(内側にプチプチがついている封筒)に入れます。
Step 3. ラベル貼り付け
Ship&coで発行し、プリンターで印刷した「送り状」と「インボイス(税関用書類)」をパウチ(透明な袋)に入れて、封筒の外側に貼り付けます。
※パウチはFedExなら無料でもらえます。郵便局なら「インボイス納入袋」と言えばもらえます。
Step 4. 集荷 or 窓口へ
あとは集荷を依頼するか、窓口に持っていくだけ。「This is a microphone(これはマイクです)」と伝える必要すらありません。全て書類に書いてあるからです。
【コラム:海外への送料設定はどうする?】
送料は「$25」で統一してしまおう
Reverbの送料設定で悩んだら、全世界一律(Everywhere Else)で25ドルほど(約3,000円〜3,700円)に設定することをおすすめします。
- FedEx/DHLなら: この金額でほぼトントンか、少し利益が出ます。
- 日本郵便なら: 1,000円〜1,500円で送れるので、差額は「梱包手数料」として利益になります。
海外バイヤーは、送料が無料であることよりも「ちゃんと届くこと」を重視します。
安すぎて追跡なしの便で送るより、しっかり送料を頂いて、追跡ありの便で送るのが「世界一のセラー」への近道です。
インボイス(Invoice)」とは?商品のパスポート
結論から言うと、インボイスとは「商品のパスポート」のことです。
国内での「請求書」とは全く意味が異なります。
海外へ物を送る際、相手国の税関(Customs)に対して「中身は何か?」「いくらなのか?」「原産国はどこか?」を証明するための絶対に必要な書類です。
これがないと、商品は空港でストップし、廃棄されるか返送されてしまいます。
しかし、安心してください。
Ship&coを使えば、この書類は「自動」で作られます。
Q. 「インボイス」って何ですか?英語で書類を作るの?
A. 怖がる必要はありません!ただの「商品のパスポート」です。
海外発送で一番の壁がこの「インボイス(Commercial Invoice)」です。
直訳すると「請求書」ですが、貿易においては「税関への申告書」を意味します。
飛行機で海外旅行をする時、入国審査でパスポートを見せますよね? 荷物も同じです。
- 送り状(Label): 住所が書いてある「航空券」
- インボイス(Invoice): 中身を証明する「パスポート」
この2つがセットでないと、荷物は国境を越えられません。
「えっ、英語で書類作成なんて無理…」と思ったあなた。
ここでShip&coの出番です。
- Reverbで売れる。
- Ship&coがデータを読み込む。
- ボタンを押すと、送り状と一緒にインボイスも自動で作成・印刷されます。
あなたは、プリンターから出てきたその紙(通常3枚)に、ボールペンでサインをするだけ。
あとはそれを透明なパウチに入れて、箱に貼れば完了です。
「英語力」は不要です。
「ツールを使う力」さえあれば、誰でも世界へ輸出できるのです。
実務上のポイントとして、以下のことを知っておいてください。
- なぜ必要か?: 相手国の税関が「関税(税金)」を計算するためです。「$200のマイクだな、じゃあ関税はこれくらい」と判断するために使います。
- 枚数: 通常、3枚必要です(1枚は発送地控え、1枚は通過地用、1枚は到着地税関用など)。Ship&coなどのツールで印刷すると、自動的に必要な枚数(2〜3枚)が出てきます。
- 書き方: ツールから印刷された書類の右下あたりに「Signature(署名)」という欄があります。そこに漢字またはローマ字で自分の名前を手書きするだけでOKです。
要するに、「プリンターから出てきた紙を全部パウチに入れればOK」ということです。
【まとめ】
これで、記事は完璧です。
Reverbでの成功を確信しています!
「世界への挑戦」を応援します
あなたの音楽愛を、世界の誰かにバトンタッチする行為です。
さあ、あなたの部屋に眠るその機材、世界が待っていますよ!