こんにちは。
音楽家の朝比奈幸太郎です。
40年近く住んだ神戸を離れ北海道の田舎町に移住してきた経験を生かして本日は車の買い方編をお届け!
▶︎結論:適当に選ぶと失敗します。
現地の人に聞いたり、知り合いのハンターさんに聴いたり、実際に体験した筆者の肌感覚での車の選び方をぜひ最後まで読んでみてください。
最後まで読むと、北海道移住で車選びに失敗しません。
2駆 or 4駆問題
さて、北海道で中古車を探すとなると、実は結構いい車両が出てきます。
特にコンパクトカーやセダンなど、北海道ではセカンドカーで2台持ち、3台持ちは当たり前なので、走行距離が少ない状態のいい中古車が多いんですね。
そんな中で「なんだこれは!やすい!」と思ったらだいたい2駆なんです。
それでも本州の相場よりも若干安く感じるレベル。
でも基本的にやっぱり4駆を選ぶべきだと思います。
北海道でも特に帯広〜十勝エリアの人は2駆の人も結構います。
実は十勝エリアはそこまで豪雪地帯じゃないんですよね。(それでも移住者は4駆が絶対安心)
例えば札幌、旭川〜富良野エリアだと4駆は絶対だと思います。
軽自動車という選択肢
北海道で中古車を探していると、軽自動車でも4駆になっていることが多いです。
では軽自動車はどうなんでしょうか?
筆者も最初は近所の買い物くらいのものだし、軽でいいかな?とも思っていたわけですが、国道を走るとよくわかります。
北海道の国道はとにかく長く、延々と続きます。
そのため、追い抜き追い越しの攻防というのが常に付きまとうわけですが、それはまた後述するとして、すべての国道を都会のように整備されてないんですね。
道路はかなりガタがきています。

これは国道ではありませんが、このような道も移動する機会があるかもしれません。
普通の国道でもひび割れも随所に見られますし、何より、普通車や大型車の車幅で道がついてしまっているわけです。
その結果中央が盛り上がったような形で、レールのような状態になっている箇所というのも見られます。
軽自動車で国道を使って街と街の間を移動するような場合、ハンドルが取られて大変なんですよね。
なので、パワーが足りないとか、小さいとかそういう理由じゃなく、車幅的にきついというのが軽自動車を避けなければいけない理由になります。
他にも次に紹介しますが、動物との衝突リスクというものも軽自動車を避けたい理由の一つになります。
ここが違う!
筆者は神戸からの移住ですが、ほとんどの都会のように道路はツルツルに整備されていて当然という思い込みを北海道移住では捨て切らないといけません。
さすがにオフロードとまではいきませんが、国道であってもそれに近いような凸凹道が発生している場所もあり、むしろ一本入った農道の方が安定走行できるというような場所もあったりします。
鹿衝突問題
北海道でもう一つ注意しておかないといけないのが、動物との衝突。
筆者は移住してから1ヶ月目の間に3種類の動物を遭遇しています。
鹿、クマ、鶴。
中でも鹿や鶴に関してはバリバリ車が通る国道で普通に遭遇します。
鹿に関しては通り道がある程度ついてくるので、地元の人に聞けばだいたいこの辺によく出るなんて情報をゲットできます。
塊で5〜10匹が移動することもあれば単体で移動することもあります。
子供の鹿だと1歳なら体重で20〜25kg。
大人だとサイズ感は3倍くらいとみていたらいいということです。
なので、車を買うとほとんどの人が加入すると思いますが任意保険で、都会では選択しない「車両保険」も検討しなければいけません。
しかも相手から(鹿)ぶつかってこられているのに全部自分で処理しなければいけませんし、本当に大変です。
クマに関しては、国道でお目にかかることはほぼないですが、ちょっと奥地や山に探検にいきたいと思ったら軽自動車では怖いと思いますし、そもそも山にちょっと入ると道はこんな感じになりますので、軽自動車ではしんどいです。(画像の車はハンターさん御用達トヨタのハイラックス)

クマの怖いところは、その時速。
ハンターさんの話では時速60kmで走るそう。
しかもその時速で道を横切るんですね。
要するにその横切っている途中にちょうど車が走っていてボディ側面に体当たりされたら・・・と思うと、やっぱりランドクルーザーが欲しくなりますよね。
整備やメンテナンス
ここからは中古車を選ぶ際に注意する点やポイントなどを見ていきます。
基本的な走行距離や修復歴などの面では同じですが、いくつかのポイントがあります。
寒冷地仕様
これはなんのことかといいますと、バッテリーのこと。
0℃を下回るような環境でもバッテリーがちゃんと動くように強化されたバッテリーを積んでいるかどうかがこれでわかります。
オールシーズンタイヤはNG
北海道で中古車を探すとたまに、冬タイヤセットというのがあります。
本州だとオールシーズンタイヤで済ます人がほとんどだと思いますが、北海道はたとえ雪の少ない十勝であっても冬用のタイヤを履かなければいけません。
もちろん、冬タイヤのまま夏は越せませんから、基本的に必ず季節ごとに履き替えという形になります。
そのため、あんまりないとは思いますが、オールシーズンタイヤはあんまり意味ないポイントであると考えてください。
足回りのチェック
北海道の中古車は、足回りの特殊塗装がしてあるものもあります。
これは、雪を溶かす降雪剤が飛び散って車の足まわりにつき、独特の劣化を生み出すため。
走行距離がかなり少なくて全オーナーさんが「街乗りだけ、通勤だけ」というような車でも逆に降雪剤を浴びまくって足回りがひどく劣化しているという車両もよくありますので、購入の際には注意が必要。
まとめ
全体としては
▶︎特に移住者は基本的に4駆で探す
▶︎軽自動車はいろいろな意味で避けた方が無難
▶︎寒冷地仕様になっているかどうか?
▶︎オールシーズンタイヤは不要(使わない)
筆者は結局中古で日産のノート4駆を購入しましたが、最後までリースも悩んでいたんです。
中古のノートにした最大の理由が、通常の中古相場価格でしたが車検付きだったということ。
リースで全部任せるというのも選択肢としては最高にありです!
