家庭菜園はじめました

家庭菜園はじめました

Posted on 2026-05-05 with 家庭菜園はじめました はコメントを受け付けていません

今日、ホームセンターで家庭菜園用の苗を買ってきました。
実ははじめての家庭菜園、だからちょっとだけ。
それでも苗を並べてみると可愛いもんです。

買ってきたのは9種類。

ピーマン、パクチー、レモンバーム、ミニトマト、バジル、きゅうり、パセリ、しそ、パプリカ。

神戸出身の筆者は現在ひょんなことから北海道の帯広に住んでいます。

十勝平野のど真ん中で、夏は意外と暑いけど朝晩は冷え込む、そして何より霜のリスクが本州より長く残るという、なかなかクセのある気候なんです(もちろん冬は札幌より寒い)。

せっかくなので、それぞれの育て方のコツと収穫の目安を、帯広の気候を踏まえてまとめてみました。最後にやはりこのサイト、プログラミングをテーマに、M5Stackを使った家庭菜園の自動化アイディアも書いていきます。

帯広の気候で気をつけたいこと

本題に入る前に、帯広で家庭菜園をやるうえで頭に入れておきたい前提を少しだけ。

帯広は遅霜が5月下旬まで残ることがあるので、苗の植え付けは基本的に5月末〜6月上旬以降が安全です。

逆に8月後半からはぐっと朝晩が冷え込み、9月には初霜が降りることもある。

つまり「収穫できる期間が本州より2〜3週間ほど短い」ということになります。

これを踏まえて、早く育つ品種を選ぶ、寒さ対策(不織布、ホットキャップ、行灯囲いなど)をする、というのが基本戦略になります。

日照時間は夏場は長くて十分、湿度は本州より低めなので病気は出にくい、という良い面もあるようです。

ピーマン

一苗あたりの収穫目安は30〜50個ほど。
本州では6月〜10月まで収穫できるけど、帯広だと6月下旬〜9月中旬くらいが現実的なところ。

育て方のコツは「若採り」。
実を大きくしすぎると株が疲れてしまうので、80〜90%くらいのサイズで早めに収穫すると次々に実がついてくれます。

最初の花(一番花)の下から出る脇芽2本だけ残して、それより下の脇芽は全部かき取る「3本仕立て」が定番。
寒冷地では生育が遅れがちなので、植え付け直後はホットキャップで保温してあげると活着がいいです。

パクチー

一苗あたり20〜50g、ひとつかみ〜2つかみくらい。
ただし帯広の涼しい気候はパクチーにとってはむしろ好都合で、本州だと梅雨明けでとう立ちしてしまうところを、もう少し長く葉の収穫を楽しめる可能性が高いようです。

下の葉を残して上から摘み取れば2〜3回収穫できます。
パクチー好きなら絶対1株では足りないので、2週間ごとに種をずらし蒔きする「ずらし栽培」がおすすめ。
とう立ちした後は花も食べられるし、種を取ってコリアンダーシードとしてスパイスにも使えるので、最後まで楽しめる。

レモンバーム

ハーブの中でも特に丈夫で、一度根付くとシーズン中ずっと葉を摘み続けられます。
1株あれば家族で飲むハーブティーには十分すぎるくらい。

帯広の気候はむしろ得意分野で、夏の暑さで弱ることが少ないので元気に育ちます。
ただし繁殖力がかなり強くて、地植えにすると周りを侵食していくので、必ずプランターか鉢で育てるのが鉄則。
半日陰でも育つので、日当たりが微妙な場所に置けるのも便利。冬は地上部が枯れるけど、根が残れば翌年また芽吹いてくる多年草です。

ミニトマト

一苗で40〜60個ほど、品種によっては100個以上いくことも。
帯広は夏の昼夜の寒暖差が大きいので、実は糖度の高い甘いミニトマトが作りやすい地域な。

これはちょっと得した気分ですよね。

コツは脇芽かきと支柱立て。
主枝を1本伸ばす「1本仕立て」が基本で、葉の付け根から出てくる脇芽は小さいうちにかき取ります。
雨に当たると実が割れやすいので、軒下やビニール屋根の下に置けるとベスト。

帯広は夏の雨は本州ほど多くないけど、長雨のときは要注意です。

バジル

1株でもかなり茂るので、トータルで100g以上は余裕で収穫できます。
ジェノベーゼソースを作るならもう少し欲しいかも。

バジルは寒さにめっぽう弱いので、帯広では植え付けを焦らないこと。
最低気温が15℃を下回らなくなってから外に出すのが安全です。

コツは「摘心」。

背丈が20cmくらいになったら先端を摘んで脇芽を出させると、横に広がってこんもり茂ります。
花が咲くと葉が硬くなるので、蕾が見えたら早めに摘み取るのもポイント。

トマトのコンパニオンプランツとしても優秀なので、ミニトマトの隣に置いておくといいよ。

きゅうり

一苗で30〜50本くらい。
きゅうりは生育スピードが速いので、植えてから1ヶ月もしないうちに収穫が始まります。

帯広できゅうりを育てる最大のポイントは、序盤の保温。
気温が低いと生育が止まってしまうので、植え付け直後は風よけ・保温対策が効きます。

あとは水切れに注意。

きゅうりの果実は95%が水分なので、水やりをサボるとすぐ曲がったり苦くなったりする。

実は若採りが基本で、18〜20cmくらいで収穫すると株が長持ちします。
北海道の場合うまくいけば10月まで収穫できる例もあるそうなので、終盤も諦めずに。

パセリ

1株あれば一家族の薬味としては十分すぎる量がとれます。
料理の付け合わせ程度なら、半年以上ずっと収穫し続けられる。

パセリは涼しい気候を好むので、帯広は得意分野。
本州だと夏に弱るけど、こちらでは夏もしっかり育ちます。
外側の葉から順に、株元を残して摘み取るのがコツ。

一気に取らず、常に10枚以上は葉を残すようにすると株が弱りません。

2年草なので、1年目の秋までしっかり収穫できます。

しそ(大葉)

これも1株でかなりの量がとれて、夏のあいだ毎日数枚使っても余裕。

100枚以上は余裕でいけると思う。

しそは丈夫で初心者向け。
ただし日陰すぎると葉が硬くなるので、半日くらいは日が当たる場所に置くのがおすすめです。

摘心して脇芽を伸ばすと収穫量が倍増。

秋に花穂(穂じそ)も食べられるし、最後は種(実じそ)まで楽しめるので、最初から最後まで使い倒せる優秀なやつ。

パプリカ

ピーマンの仲間だけど、こちらは収穫まで時間がかかります。実が色づくまで開花から60〜70日ほど必要なので、一苗あたり10〜20個といったところ。

帯広で育てる場合、生育期間が長いぶん霜にやられるリスクが高くなる。

なので、できるだけ早く植え付けて初期の保温をしっかりやることが重要。

9月後半でまだ青いまま残っている実は、株ごと抜いて室内で追熟させると色がつくこともあります。

ピーマンと同じく若い緑の段階でも食べられるので、シーズン終盤に色づきが間に合わなさそうなものは緑のうちに食べるのもアリ。

ここからプログラミングの話

さて、ここからが本サイトらしい話。
せっかく9種類も植えたので、何か自動化したい・・・というわけで、M5Stackを使った家庭菜園自動化のアイディアをいくつか書いておきます。

アイディア1:M5Stack + 土壌水分センサーで「水やりリマインダー」

一番シンプルで実用的なやつ。
M5StackにUnit Earth(静電容量式の土壌水分センサー)をつないで、各プランターの土壌水分を一定間隔で測定。
閾値を下回ったらディスプレイに「ピーマンに水あげて!」と表示して、ブザーで知らせる。

全部にセンサーを挿すのは現実的じゃないから、特に水切れに敏感なきゅうりとミニトマトに優先で挿すのがいいと思う。

アイディア2:気温・最低気温ロガーで「霜警報」

帯広で家庭菜園をやるうえで一番怖いのが遅霜と早霜。
M5Stackに温湿度センサー(ENV IIIなど)を繋いで、最低気温を記録。

気温が3℃を下回りそうな夜は、スマホに通知を飛ばすようにしておくと、慌てて夜のうちに不織布をかけに行ける。

これ、帯広の家庭菜園には地味にめちゃくちゃ役立つはず。

アイディア3:自動灌水システム

ソレノイドバルブ(電磁弁)とM5Stackを組み合わせて、土壌水分が一定値を下回ったら自動で水を流すシステム。

旅行に行くときにも安心。
Wi-Fi経由でスマホから手動でも水やりできるようにしておくと、なお便利。

アイディア4:生育記録の自動化

M5Stackにカメラユニット(Unit Cam)を繋いで、毎日決まった時間にプランターを撮影、Google Driveやローカルサーバーに自動アップロード。

シーズン終わりにタイムラプス動画にすると感動。

Pythonでつなぎ合わせれば数行で動画化できます。

アイディア5:ラズパイ + ML で病気検知

これはちょっと発展形。ラズパイにカメラをつないで、葉っぱの画像を撮影。

事前に学習させた画像分類モデル(TensorFlow Liteなど)で「うどんこ病」「アブラムシ」などを早期発見する。

データセットを集めるのが大変だけど、家庭菜園を本気でハックするなら面白い試み。

アイディア6:収穫量の集計ダッシュボード

これはハードウェアいらず。

Google FormsとGoogle Sheetsで「今日の収穫」を記録するフォームを作って、苗ごとの収穫数を蓄積。

シーズン終わりにPythonかGASで集計して、「今年一番コスパが良かった苗」を計算する。

ピーマン1苗で50個なら1個あたり数円、というところまで見える化できると、来年の品種選びにも役立つ。

とりあえず初めての挑戦なので、何かプログラミングに繋げられないか育成しながらアイディアを考えていこうと思います。