AgxLOCUSは、株式会社Agxが開発した屋内位置測位システムです。
GPSが届かない地下や屋内空間においても、スマートフォンのみで高精度な位置情報取得を実現する次世代ソリューションとして2025年8月にβ版がローンチされました。
読み方?
AgxLOCUSの発音は一般的に「エージーエックス・ローカス」と読むのが自然です。
英語読みで「Agx」は「エージーエックス」と一つずつのアルファベットを読み、「LOCUS」はラテン語起源で「ローカス」(意味は「場所」)と発音します。
この名称は造語であり、公式のカタカナ読みは明示されていないものの、英字の綴りと意味を考慮すると「エージーエックス・ローカス」との読みが最も妥当と考えられます。
技術のポイント
- 地磁気センサ・加速度センサ・ジャイロセンサなどスマートフォン内蔵センサのデータを使う
- 慣性計測技術(INS/PDR)による自己位置推定(歩行者の動きから位置情報を推計)
- これらを組み合わせて、Wi-FiやBluetooth用の専用インフラの設置不要で高精度な屋内測位を可能にしています。
また、AgxLOCUSには「VENUE(R)」というTrusted Positioning Inc.(TDKグループ)が開発した高精度エンジンも採用されており、クラウドと連携したリアルタイム位置情報の可視化、多拠点・多人数の一元管理、ヒートマップや滞在時間分析といった各種データ分析が特徴です。
特に場所ごとの地磁気パターン(地磁気測位)と歩行推定技術(慣性航法INS/PDR)で高精度位置測位を実現しています。
株式会社Agx
株式会社Agxは、東京都台東区に本社を置く企業で、主にシステム開発事業を軸に活動しています。
特に、最新の生成AIを搭載したアプリケーション開発やIoT関連のシステム開発に強みを持っており、自社のIoTプラットフォーム「ThingBridge VISION」を展開しています。
このプラットフォームは、IoTデータの収集、分析、可視化に活用され、業務効率化を支援しています。
実際の利用イメージ
- スマートフォンにAgxLOCUSアプリをインストールし、利用エリアで地磁気・環境情報を取得後、位置情報データはクラウドへ送信されます
- クラウド上でリアルタイムの位置や動線、滞在状況を可視化
- 建設現場、倉庫、工場などGPSが届かない空間で、安全管理や作業効率化、動線最適化などをサポートします
- 2025年8月時点、β版サービスが有償POC(実証実験サービス)として提供開始され、建設、製造、物流など産業分野での実用化を視野に、企業・団体への展開が進んでいます
- パートナー企業の募集や、現場でのデモが積極的に行われています

音楽家:朝比奈幸太郎
神戸生まれ。2025 年、40 年近く住んだ神戸を離れ北海道・十勝へ移住。
録音エンジニア五島昭彦氏より金田式バランス電流伝送 DC 録音技術を承継し、
ヴィンテージ機材で高品位録音を実践。
ヒーリング音響ブランド「Curanz Sounds」でソルフェジオ周波数音源を配信。
“音の文化を未来へ”届ける活動を展開中。