お役所仕事は早くAIに任せた方がいい

引っ越し関連シリーズで、役所とのやりとりをブログで掲載し、若干シリーズ化していますが、特養に入所している97歳祖父(養子縁組で父)のマイナンバーカードの住所変更がどうにも難しい。

理由はいくつかありますが、一つは筆者が北海道という遠方から手続きに行く必要があるというところ。

稀なケースかと思いきや、入所しているホームの方は、「よくあるはなし」で「遠方だと海外のご家族もいます」とのこと。

役所と話し合うこと40分。
やはり難しいようです。

本人確認書類がマイナンバーと医療保険証の2点が必要なのですが、どうしてもホームから医療保険証を持ち出せない(1日とか、数日とかなら可能)。

そうなると、ご本人に来ていただくしかないというわけですね。

何度かブログでもシェアしていますが、「要介護4認定の97歳の高齢者にお会いになったことありますか?」との質問にやはりないとのこと。

そして、まさかとは思いますが、やり取りしていて何か違和感があるというか、話が通じ合わないので「特養ってご存知ですか?」と聞いてみると、まさかの「はい、名前は聞いたことあります」とのこと。

この少子高齢化社会の中、特別養護老人ホームが何かわからないそうです。

そんなお役所の方と手続きのやりとりをしているのでそりゃ話噛み合わないですよね。

で、これは、公式な見解としては出せないのですが、と前置きし、それを承諾した上で聞いていますが、一応マイナンバーカードは住所変更しなくても特にデメリット等はないそう。

引っ越し手続きの(祖父の手続きもあるため若干特殊)一連の流れ、総じて「何度も訪ねて上司に聞いてもらったりすると回答が変わるということ」。

これが一番困る。

例えば今回だってマイナンバーカードの委任状の有効期限の話。

本当に期限はないのですね?神戸市の市長が令和7年7月◯日に発行した旨が記載されていますよ?
本当に大丈夫ですね?

4回聞きました。

5回目に、北海道からなので、来年や再来年になるかもしれませんよ?本当に期限はないのですね?

というと、年を跨ぐ場合は定かじゃないとのこと。

うーん。

日本語の使い方が難しい。
この委任状に有効期限はありますか?

という質問、、、僕は間違っているのだろうか。
(まさか年をまたぐとは普通思ってないですやん・・・)が自動でつくんですよね。

他にも国保は次の転入届のまでの間、無保険になるのか?の質問に、はいと回答してもらったあとに電話で聞くと、15日間は旧市町村の保険になるということ。

加入を忘れた場合に刑事罰や民事上のペナルティーはあるか?の質問に、「ない」(2回別の方に聞きました)とのことですが、調べてみると、国民健康保険法では、正当な理由なく加入届を怠った場合、最高で10万円の過料が科せられる可能性があるとのこと。

国民健康保険という穴だらけの制度

実際どれが本当の情報かわからない。

役所の人、、、大丈夫なんだろうか。

何せやはりもっと世の中とうまく付き合わないといけない。
永遠の悩みであります。

AIに仕事を任せたい

さて、問題のお役所仕事、日本はデジタル化推進どころか、アナログを極めており、役所同士の書類確認も郵送だそう。

僕はこれ自体は悪いことだと思わない。

先日友人とも語り合っていたが、日本はこのまま超アナログを極めて、国全体をテーマパークのようにするのがこれから国際社会で立ち回っていく術であると思う。

これは日本を愛しているし誇りを持っているから言えることであり、決してディスっていない。

食はうまい、水は最高、四季があり、独特の色と音がある。

何よりその芸術性は世界に類を見ないものをもち、最高の技術力と妥協を許さない専門性をもち、アニメとエロというサブカルも独特の力を持っているわけです。

すべて郵送で、はんこを復活させ、新たな通信アプリの開発なんかせずに、電報をもっと普及させようじゃありませんか。

AIへの投資なんてあまりにも馬鹿げた話であることは、非エンジニアである筆者でもわかります。

AIの投資を謳っている人というのは、おそらく現実のAI業界のことを全くなにも知らない人だと思うわけです。

日本は遅れているとかそういうレベルの話じゃなくて、乗り損ねた。
ただ、それだけなんですよね。

世界一周旅行のためにすでに出港した船に乗り遅れたから、その船に乗るため、イカダを作るために投資しようか!といってるようなものなんですよね。

AIインフラ自体は他国の開発したものを分け与えてもらうしかない、早く人間の対応をやめてAIにしたほうがいい。

人間は日本独特のアナログ文化を大切にし、世界の中で特殊な立ち位置を守り、いい国になっていってほしいと願うばかり。

朝比奈幸太郎

音楽家:朝比奈幸太郎

神戸生まれ。2025 年、40 年近く住んだ神戸を離れ北海道・十勝へ移住。
録音エンジニア五島昭彦氏より金田式バランス電流伝送 DC 録音技術を承継し、 ヴィンテージ機材で高品位録音を実践。
ヒーリング音響ブランド「Curanz Sounds」でソルフェジオ周波数音源を配信。
“音の文化を未来へ”届ける活動を展開中。