先日のBlogで紹介しました、株式会社ジオセンスの商品、RTK測位対応のM5F9P。
M5Stack (Core2)とドッキングさせて様々な用途のデバイスを自作することができます。
M5Stackは最近はいろんなキットやモデルが発売されていて、自分にあったものをゆっくりスイッチサイエンスさんから探そうと思います。
誤差3cm以内レベルでのGPS精度を誇るので、あらゆる動作に対してGPS経由で指示を書けるというところが大きなポイントでありますが、実際に家庭菜園で応用できそうなアイディアをピックアップしてみたいと思います。
RTK測位とは?
RTK(Real-Time Kinematic)測位とは、GPSなどのGNSS衛星測位の誤差を基地局からの補正データを使ってリアルタイムに打ち消すことで、センチメートル級の高精度測位を実現する技術です。
通常のGNSS測位(GPS)は誤差が±3~10メートル程度ありますが、RTKを使うと誤差が±1~2センチメートル以下にまで縮まるのが特徴です。
ただし、屋内や高層ビルの谷間では補正信号が届かず誤差が増えます。
また、RTK測位には2つのGNSS受信機が必要ですとなります。
役割 | 説明 |
---|---|
基地局(Base Station) | 正確な位置に固定設置されたGNSS受信機。リアルタイムに衛星データと補正情報を生成し、移動局に送信する。 |
移動局(Rover Station) | 実際に移動しながら測位を行うGNSS受信機。基地局からの補正情報を受け取り、誤差を補正して高精度位置を計算。 |
家庭菜園にどう生かすのか?
家庭菜園に生かすためにどんなアイディアが考えられるのか?
実際に制作に入る前にいろいろ考察してみたいと思うわけです。
室内水耕栽培ゾーンと分けて最終的に食料を全自動で自給できるようになりたいという想いで考察しています。
例えばまずまっさきに考えられるのが、自走水やりロボットでしょうか。
アクセスポイントごとに水分量を決めておけば、玄関で水分補給するだけで自動で水やりができる。
あるいは、環境制御センサーの数値によって該当するエリアに水分を補給しに行くなどです。
植物栽培の場合は、土、水、光、Co2が重要になってきますから、この辺りもM5Stackでももちろんいいですし、昨年発売されたPicossci Envなどのように、環境センサーがパックになったマイコンも出始めています。
おそらくそれだけ食料に関しての意識が国民レベルで見直されているのでしょう。
あとは、かなりハードルは高いと思いますが、自動採集、あるいは、自動雑草処理でしょうか。
このあたりは、M5F9Pに加えて、雑草と食べ物の区別をする必要があります。
これをどのように定義するのか?
難しいですが、長い挑戦という意味ではやりがいのあるプロジェクトかな?とも思っています。
人型のロボットが一台200万から300万ほどで車一台買う感覚で買えるようになったりして。

音楽家:朝比奈幸太郎
神戸生まれ。2025 年、40 年近く住んだ神戸を離れ北海道・十勝へ移住。
録音エンジニア五島昭彦氏より金田式バランス電流伝送 DC 録音技術を承継し、
ヴィンテージ機材で高品位録音を実践。
ヒーリング音響ブランド「Curanz Sounds」でソルフェジオ周波数音源を配信。
“音の文化を未来へ”届ける活動を展開中。