【保存版】Revox B77 HS (High Speed) キャプスタン基板完全制覇&究極の調整マニュアル

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〜ブラックボックスを開け、基板単体で「38cm/s」を完全同期させる〜

こんにちは。
音楽家の朝比奈幸太郎です。

ヴィンテージ・オープンリールデッキの王様、Revox B77。
その「正確な回転」を司っているのが、Speed Control PCB (1.177.325) です。
※この記事はRevox B77 MK1を前提に書かれていますが、しっかり応用が効くようにただのHow toではなく、智慧として論理でしっかり解説しています。


多くのユーザーは、経年劣化したトリマーを交換し、コンデンサー類を交換、実機に組み込んで「勘」で回転数(周波数または周期)を合わせようとします。
しかし、録音エンジニアたるものもうちょっと頑張って正確に調整していきましょう。

さて、調整する際、Revox実機に装着しての測定になるわけですが、かなりいろいろコツがあります。

調整は非常に高い技術力が必要であり、手先の器用さは必須、ですが、不器用な場合でもさまざまな方法でカバーすることが可能になります。

※記事の補足事項の部分で実機に接続しての計測方法もガイドしています。

本記事では、基板を本体に装着しながら測定する方法から、キャプスタンモーター基盤を摘出し、外部電源と信号発生器を用いて、机上で完璧な精度まで追い込む「エンジニアリング・アプローチ」を公開します。

特に今回は、High Speedモデル(19cm/38cm仕様)かつ、高精度多回転トリマーへ換装済みという、最高峰の個体を例に解説します。