【完全手順】ムームードメインからエックスサーバーへ .com をドメイン移管する方法(DNS/SSL/メール引き継ぎまで)

著者:朝比奈幸太郎

ムームードメインで管理している .com を、エックスサーバーへドメイン移管(レジストラ移管)し、 移管後にあなたのサーバー(エックスサーバー)でサイトとメールを安定運用するためのステップバイステップガイドです。

この記事の前提
対象:.com 移管元:ムームードメイン 移管先:エックスサーバー

「ドメイン移管」と「サイトがどこに表示されるか(DNS)」は別管理です。多くの停止事故はDNS切替メール(MX/TXT)設定で起きます。 本記事はそこまで含めて手順化しています。

ここに画像(推奨:手順のフロー図 1200×630)

移管前チェック(ここで9割決まる)

チェック項目 確認する理由
ドメイン有効期限 期限間近は避け、できれば残り2週間以上で開始(更新と移管が重なると面倒になりがち)。
WHOIS登録者メールが受信できる 移管の承認メールが届きます。受信できないと手続きが止まります。
Transfer Lock(移管ロック) ONだと移管できません(ムームードメイン側で解除)。
AuthCode(EPPコード) .com移管に必須。ムームードメインで取得して控えます。
直近60日以内の登録者情報変更 レジストラ仕様で移管制限がかかる場合があります(変更していたら要注意)。
メール運用中の方へ(重要)

移管そのものより、DNS(MX/TXT)を変更した瞬間にメールが止まることがあります。 会社メール・予約フォーム通知などがある場合は、後半の「DNS/メール引き継ぎ」を必ず同時に進めてください。

STEP1:ムームードメインで「移管ロック解除」と「AuthCode取得」

  1. ムームードメインにログインし、対象ドメイン(例:example.com)の管理画面を開きます。

  2. Transfer Lock(ドメインロック/移管ロック)をOFFにします。

    • 表示名は「ドメインロック」「トランスファーロック」等の場合あり
    • OFF後、反映に数分〜数時間かかることがあります
  3. AuthCode(EPPコード)を取得し、正確に控えます。

    • 例:ABCD-1234-EFGH
    • コピペ時に空白が混ざると失敗しやすいので注意
  4. WHOIS登録者メールを確認し、受信できる状態にします(承認メール受信用)。

    • 迷惑メール/隔離フォルダも確認できるメールが安全
    • 必要ならメールアドレスを最新化(反映に時間がかかる場合あり)

STEP2:エックスサーバーでドメイン移管を申請

  1. エックスサーバーの「ドメイン移管」機能(XSERVERアカウント)を開き、移管したい .com を入力します。

  2. 案内に従って AuthCode(EPPコード) を入力し、申請を進めます。

    コツ:AuthCodeが合っていても、ロック解除反映前だと弾かれることがあります。弾かれたら、少し時間を置いて再申請します。
  3. 費用の案内に従い決済します(.com移管は1年更新が含まれることが多いですが、申請画面の表記を優先)。

STEP3:承認メールに対応(ここが最重要)

  1. WHOIS登録者メール宛に届く移管承認メールを探します(英語件名が多い)。

    • 例:Transfer Approval / Domain Transfer Request
    • 迷惑メールも必ず確認
  2. メール内のリンクを開き、Approve(承認)を実行します。

  3. 承認後は完了を待ちます。通常数日〜最大7日程度が目安です。

STEP4:移管完了後、あなたのサーバー(エックスサーバー)へ引き継ぐ

ここからが「表示・メールの引き継ぎ」

移管が完了しても、サイトが自動的にエックスサーバーへ切り替わるとは限りません。 以下は「確実にあなたのサーバーへ向ける」ための設定です。

(A) エックスサーバーでドメインを追加

  1. エックスサーバーのサーバーパネルで、対象ドメインをドメイン設定(追加)します。

(B) ネームサーバーをエックスサーバーへ変更(王道)

  1. 移管後のドメイン管理画面(エックスサーバー側)で、指定のネームサーバー値を確認します。

    注意:ネット記事でよく見る ns1.xserver.jp 等は代表例です。
    実際は契約/サービスにより変わる可能性があるため、必ずエックスサーバーの案内に表示される値を使ってください。
  2. ドメインのネームサーバーを、エックスサーバー指定のものに変更します。

  3. DNS反映を待ちます(数十分〜24/48時間かかる場合あり)。

(C) SSL(https)を有効化

  1. DNSがエックスサーバーを向いた後、サーバーパネルから無料SSL(Let’s Encrypt等)を有効化します。

  2. WordPressの場合は、サイトURLをhttpsに統一し、混在コンテンツ(http画像等)がないか確認します。

(D) メール(MX/TXT)を引き継ぐ

メールが止まる典型原因
  • MXレコードが旧サーバーのまま
  • SPF/DKIM/DMARC(TXT)が旧設定のまま/二重管理
  • ネームサーバー切替で、DNSの管理場所が変わったのにレコードを移していない
  1. メールをエックスサーバーで運用するなら:メールアカウント作成 → 端末設定(IMAP推奨) → 必要に応じて旧メールから移行。

  2. メールを外部サービス(Google Workspace等)で運用するなら:MX/TXT(SPF/DKIM/DMARC)を、そのサービス指定の値に設定します。

最終チェック(移管できたか/引き継げたか)

  1. WHOISでレジストラがエックスサーバー側に変わっているか確認(移管完了の裏取り)。

  2. DNSでNS/A/MX/TXTが想定どおりか確認(反映中は時間を置いて再確認)。

  3. Web:主要ページ、フォーム、画像/CSS崩れ、リダイレクトを確認。

  4. SSL:https警告なし、混在コンテンツなし。

  5. メール:外部宛の送受信テスト、迷惑メール判定を確認。


補足:ロリポップ契約を使っていた場合

ドメイン移管とは別に、旧サーバー(ロリポップ)を今後使わないなら、バックアップ取得後に解約を検討してください。 ただしメールやサブドメイン等を残している場合は、DNSと運用の整理が先です。

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