先日AIと遊んでいたらNext.jsとVercelという項目に辿り着きました。
世界的にもかなりの方がウェブサイトを作成するのにWordPressを利用しているんじゃないでしょうか?
世界中のサイトの4割以上を支える王道中の王道とも言われています。
しかし、2026年以降、Webの世界には「新しい音色」が響き始めているといいます。
それが、Next.js と Vercel という選択肢。
今日は、その技術的な変遷と、表現者にとってのメリットについてお話しします。
WordPress:愛すべき重厚なアナログ
WordPressは、例えるなら「一台で録音からミキシング、マスタリングまでこなせる巨大なコンソール」です。
- 特徴: 管理画面で記事を書けば、その瞬間に世界に公開される。プラグインを足せば何でもできる。
- 現状: しかし、多機能ゆえに「重く」なりがち。アクセスがあるたびにサーバーの中でプログラム(PHP)が動き、データベースを叩いてページを組み立てる。この「わずかな待ち時間」が、現代の高速なインターネット環境では「ノイズ」に感じられるようになってきました。
阿部寛のウェブサイトが有名ですが、体感速度として現代では阿部寛のサイト速度が標準値、それ以下の速度になるともうほとんどサイトは機能していないといってもいいでしょう。
Next.js + Vercel がもたらす高速体験
一方で、筆者が今注目している Next.js は、全く異なるアプローチを取ります。
- あらかじめ完成させておく(SSG): 誰かが見に来る前に、ページを「完成品(静的ファイル)」として書き出しておきます。
- Vercelによる爆速配信: その完成品を、世界中に分散されたサーバー(Vercel)から、ユーザーに一番近い場所で届ける。
結果として、クリックした瞬間にページが表示される「爆速」の体験が生まれます。
このレスポンスの良さは、SEO(検索順位)においても、Googleから「最高品質」の評価を受けるための最大の武器になります。
WordPressはオワコン?
ここで誤解してはいけないのが、WordPressが死んだわけではないということです。
むしろ、「使い方が進化した」と言えるでしょう。
2026年現在のトレンドは、「ヘッドレスCMS」という考え方です。
- 裏方(WordPress): 慣れ親しんだ管理画面で、記事を書くことに専念する。
- 表舞台(Next.js): 書かれた記事のデータを読み込み、最高速の技術でユーザーに見せる。
つまり、WordPressの「便利さ」とNext.jsの「速さ」のいいとこ取りをする。
これこそが、こだわりを持つ表現者が選ぶべき、現代の最適解なのです。
そもそもウェブサイト自体がオワコン?必要なのか?という議論もありますが、筆者は個人的にはやっぱりあったほうがいいな〜、独自ドメインの家を持っておいた方がいいな〜と思うわけです。
他社プラットフォームもとても大切ではありますが、やはり超ミニマリストがサマリーポケットなどに荷物を預けながらホテル暮らしで仕事をしているような感覚。
これはこれでかなりありなんですけども・・・
表現者がプログラミングを学ぶ意味
筆者はAI時代の今、あえてPythonやJavaScriptを改めて学び直しています。
それは単に「コードが書けるようになるため」ではありません。
音響機材の回路を知ることで、より深い音作りができるようになるのと同じです。Webの構造(Next.js)を理解することで、自分のメッセージを、淀みなく、最速で、そして最も美しい形で世界に届けるための「楽器」を自らメンテナンスできるようになりたいわけです。
情報のアップデートが激しい時代、AIと遊んでいると世の中のこと、何も知らない自分に驚かされますが、そんなのも時間の問題、あと数年もすれば私たち人間はその無知の痛みを何も感じなくなるのだと思います。
この記事を書いた人:朝比奈 幸太郎
音大卒業後ピアニストとして活動後、渡独。
帰国後タイムマシンレコード・五島昭彦氏に師事し、究極のアナログ録音「金田式DC録音」の技術を継承。
Revox等のヴィンテージ機材のレストア技術を持ち、マイク、アンプ、スピーカーに至るまでシステムを根底から自作・設計する録音エンジニア。
物理特性と芸術性が融合する「本物の音」を追求・発信している。