M5Stackの開発環境を準備する

今日は手持ちのM1 Macbook airにM5stackの開発環境を準備します。
以前使用していたのはWindowsでしたので、今回はMac。

というのもOSをLinuxに乗り換えようと検討しているため、しばらくは基本的にすべてMacでやっていきます。

ちなみにM1 Macbook airカスタマイズモデルを購入したので、スペックはいい方なんですが、もう5年選手となっており、さすがに最新のOSでもっさり感をちょっとだけ感じるようになりました。

GPTやnotion等ローカルで動かすアプリも多くなってきているのであと数年ほどかな?とは思いますが、音楽制作環境も入っているため、オフラインで音楽専用機になるかと思います。

型落ちのMacをオフラインで専用機にする、、、これはクリエーターあるあるかもしれません。

さて、話は飛びましたが、これから、M1 Mac 上に M5Stack+M5F9P モジュールをプログラミングするための開発環境を構築します。

最速はArduino IDEを使う場合です。
Macでも問題なく動作しますので、Arduino IDEインストールで完了です。(ドライバー等は後述)

私はここからダウンロードしました

なんらかの事情でArduino IDEが嫌な方は以下。

まずは、Homebrew がまだなら、ターミナルでインストール。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

Python環境のアップデートと、VSCodeがおすすめなので、インストール

brew install --cask visual-studio-code

ただ、筆者は、最近は、Coteditorというアプリを使うことが多いです。

USB ドライバの準備

M5Stack の USB-シリアル変換には CP210x/CH340 等が使われます。

M1 Mac では「Silicon Labs CP210x VCP Driver」をインストールする必要があります。

  • 公式サイトから macOS 用 PKG をダウンロード・インストール
  • 再起動後、ls /dev/tty.*tty.SLAB_USBtoUART 等が見えれば OK

PlatformIO プロジェクトの作成

VSCode の左サイドバー「PlatformIO」→「New Project」を選択

  • Board:M5Stack-Core-ESP32
  • Framework:Arduino
  • Location:任意のワークスペース

M5Stack 用ライブラリの導入
PlatformIO プロジェクト作成後、platformio.ini に以下を追記してライブラリを指定します。

Arduino IDE

ドライバのインストール(必要な場合のみ)

ESP32 や一部ボードでは CP210x/CH340 シリアルドライバが必要です。
OSのセキュリティーはオフにしないと入らないので注意してください。

  • CP210x ドライバ(Silicon Labs)
  • CH340 ドライバはメーカーサイトから macOS 用を取得してください。

私はここからダウンロードしました

ボードマネージャで開発ボードを追加
Arduino IDE を起動し、メニュー「ツール」>「ボード」>「ボードマネージャ」を開き、

Screenshot
  • ESP32 を検索して「esp32 by Espressif Systems」をインストール
  • 必要な他メーカーボードも同様に追加

シンプルなスケッチで動作確認

/**
 * @brief Arduino IDE on macOS M1 での動作確認用スケッチ
 * @example
 *   - LED_BUILTIN が定義されているボードで実行
 */
void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
}
void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);
  delay(500);
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);
  delay(500);
}

「スケッチ」>「検証/コンパイル」後、「スケッチ」>「アップロード」で実機へ書き込み

シリアルモニタは「ツール」>「シリアルモニタ」で確認可能です。

朝比奈幸太郎

音楽家:朝比奈幸太郎

神戸生まれ。2025 年、40 年近く住んだ神戸を離れ北海道・十勝へ移住。
録音エンジニア五島昭彦氏より金田式バランス電流伝送 DC 録音技術を承継し、 ヴィンテージ機材で高品位録音を実践。
ヒーリング音響ブランド「Curanz Sounds」でソルフェジオ周波数音源を配信。
“音の文化を未来へ”届ける活動を展開中。