【保存版】この宇宙を創造した音の数々

音には神秘的な力が眠っていると確信を持っています。

しかし、なぜそう思えるのか?

それは、この世界の秘密を探っていくと、必ず存在する概念である宗教。

この宗教と音はかなり密接に関係しているんです。

この記事では、古今東西、世界各国の音に関する神秘の記述をまとめていき、音の力を解明するため「音の聖書」として加筆しながらみなさんとシェアしていきます。

視点の確認

この記事では、宗教学、音響学、スピリチュアルなど様々な視点で進めていきます。
ただし、宗教学とスピリチュアルは交錯することが多いので、線引きは読者の皆さまにしていただくことをご了承ください。

旧約聖書に伝わる音の神秘

旧約聖書には様々な音にまつわる伝説が伝えられています。

例えばユダヤに伝わるショファールという楽器。

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音で城壁を破壊

この楽器は、モーセが神から十戒を得た時に鳴り響いた音とされています。

このショファールは聖書の記述によれば、少なくとも紀元前2千年紀には使われていたと伝えられていますが、後に約束の地カナンに入る際、このショファールの音で、城壁を崩壊させたと言われています。

この話、決してただの神話ではないと、筆者は一人の音楽家として確信しています。

音波が特定の周波数で物体と共振することで、その物体に振動を引き起こし、最終的に破壊することが理論上可能です。

ただし、当然現代の科学的な視点でみると、それは物理学ですので、物理学としてみた時には到底音圧が物理学的に足りていたとは思えません。

もちろん、聖書としてはショファールとともに神の力が城壁を壊したとされています。

ショファールの儀式自体は神から次のように伝えられていました。

神はヨシュアに、エリコを攻略するための方法として、イスラエルの民は、6日間、毎日一度エリコの城壁の周りを沈黙を守りながら行進するよう命じられました。

第7日目には、7度城壁の周りを行進し、最後に祭司たちがショファールを吹き鳴らし、民が大声で叫ぶように指示されました。

この方法を神から直接伝授されたわけですが、では、実際にどうやって神からこの方法を伝授されたのでしょうか?

次の章に進んでください。

ちなみにショファールはこんな音。

契約の箱の起動方法

ユダヤ教に伝わる伝説としては、契約の箱というものがあります。

【永久保存版】契約の箱の起動方法

この物語を追うのはかなりの資料と膨大な情報が必要になりますが、この契約の箱というのも、実は大祭司の言葉で起動すると言われているのです。

12石+2個の石を持った大祭司が、神の名前を呼びます。

神の名前?

世界中には神様の名前はたくさんあります。
一神教の神様だけでもかなりの数になりますが、この名前という点において、ユダヤ教では伝統的に神様の名前を発すること自体かなり慎重にするべきであると言われているんです。
ここが、やはり宇宙と繋がる鍵となっていた説が濃厚に感じられる一つのポイントでもあります。

古代インドにおける「オーム」

古代インド哲学では、オームという概念があり、「オーム」は宇宙の創造と存在の象徴とされ、宇宙の初めから響いていると信じられています。

この音は、全ての源であり、今でもインド哲学が発祥のヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教などインドの宗教において神聖な音(マントラ)とされています。

オームの瞑想や詳しい解説はこちらの記事で!

【古代インド:宇宙を創る音】ヴェーダ文献とウパニシャッド

ビマーナの動かし方

ビマーナ(Vimana)は、古代インドの文献や神話に登場する空飛ぶ乗り物や宮殿。

神々の乗り物とも言われています。

プシュパカ・ヴィマーナ

ラーマーヤナに登場する最も有名なビマーナで、ラーヴァナ王が所有していたものです。プシュパカ・ヴィマーナは空を自由に飛び回り、多くの乗客を収容できる豪華な乗り物として描かれています。ラーマ王がラーヴァナを打ち負かした後、このビマーナを使用してアイヨーディヤに帰還します。

ラーマーヤナとは?

ラーマーヤナ(Ramayana)**は、インドの古代叙事詩の一つで、ヴァールミーキ(Valmiki)によって編纂されたとされています。
インド文学の中でも最も重要な作品の一つであり、ヒンドゥー教の信仰や文化に深く根ざしています。
この叙事詩は、主にラーマ王子の生涯と冒険を描いています。
ラーマーヤナは単なる冒険物語以上のものであり、倫理的・宗教的教訓を多く含んでいます。
ラーマの生涯を通じて、正義、義務(ダルマ)、愛、犠牲の重要性が説かれています。
この叙事詩は、インドだけでなく東南アジアの文化や芸術にも大きな影響を与えています。

昨今であると、ビマーナは精神性の高いものであると解釈されることが多いですが、実際に寺院にはビマーナと思われる寺院や建造物などがあり、実はそのビマーナの底には、曼荼羅が描かれているわけです。

実はこの曼荼羅という模様は、音だけで描ける可能性があるんです。

クラドニと音響学

クラドニプレート(Chladni plate)の発明者は、ドイツの物理学者であり音響学者であるエルンスト・フローレンス・フリードリッヒ・クラドニ(Ernst Florens Friedrich Chladni)です。

クラドニは1756年11月30日に生まれ、1827年4月3日に亡くなりました。

クラドニと音響学

クラドニは、音の研究において重要な貢献をしたことで知られています。

特に、彼の名前を冠したクラドニ図形(Chladni figures)は、振動する板に砂を振りかけることで可視化される振動パターンです。

これらの図形は、異なる周波数で板が振動する際に形成されるノードとアンチノードのパターンを示しています。

クラドニプレートの原理

クラドニプレートの実験では、以下のような手順が一般的です:

  1. 板を振動させる:金属製やガラス製の薄い板を使用し、中心または特定の地点で振動させます。
  2. 砂を振りかける:板全体に砂や軽い粉末を均等に振りかけます。
  3. 振動パターンの観察:特定の周波数で板を振動させると、砂がノード(動かない地点)に集まり、アンチノード(最大振幅の地点)から移動します。この結果、複雑なパターンが形成されます。

クラドニ図形は、音波の物理的性質を視覚的に理解するための重要なツールであり、音響学や振動工学の研究に広く利用されています。

単一の音、周波数だけでは、創られる形は限られているわけですが、周波数を組み合わせた場合はどうでしょうか?

組み合わせれば曼荼羅のような複雑な紋様が創造できる可能性があります。

また、スイスのハンスジェニーは、AUMを紋様化していますが、なんとも美しい円を描けることがわかったのです。

円を描くことになんの意味があるのか?

その前にハンスジェニーについて少し紹介しておきましょう。

ハンス・ジェニーとシモトリクス

スイスの医師、物理学者であるハンス・ジェニー(Hans Jenny, 1904-1972)。

彼は、「シモトリクス(Cymatics)」という学問分野を創始し、音波が物質に与える影響を研究しました。

ハンス・ジェニーは、音の可視化とそのパターンの研究を行っていました。

彼の研究では、クラドニプレートを使用して、特定の周波数の音波が砂や他の粒子にどのような影響を与えるかを観察しました。

ジェニーは、特定の音をクラドニプレートに通して、その振動パターンを視覚化しました。

その中には、「OM(AUM)」と呼ばれる神聖な音のパターンも含まれていました。

OMはヒンドゥー教や仏教、その他の東洋宗教において非常に重要な意味を持つ音です。

ジェニーの実験によって、OMの音がクラドニプレート上に特有の美しい対称的なパターンを形成することが示されました。

AUMの音は地球の年周音説というものがありますが、この音によって円を描くということは、複合的な音の集合によってはフラワーオブライフのような模様も作成できるということになります。

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