【永久保存版】契約の箱の起動方法

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契約の箱とは、モーセ(兄:アロンとともに)が神から創り方をかなり細かく伝授され、石板を収める箱として作成されたものです。

歴史上その所在は様々移動しており、現在はどこにあるか、確定情報としては不明です。

伝説によると、その箱に触れたものは即死するもの、また時間が経過してから死に至るもの、皮膚がただれるもの、髪の毛が抜け落ちてから死亡するもの様々あったそうです。

この伝説を見て、これは放射能なんじゃないか?と考える科学者がいるなど、契約の箱に関しては様々な意見が飛び交います。

エッセネ派の伝統

エッセネ派に伝えられている契約の箱としては、「神との通信回路である」ということ。

これは、退行催眠でドロレス・キャノンさんが出会ったスディーというエッセネ派のユダヤ人の情報でありますし、現在でも一部の解釈として、神の力と交信するもの、神と会話をする装置であるという認識は一般的であります。

イエスとエッセネ派

この契約の箱が神輿のようなデザインになっていることなども、日ユ同祖論として語られることが多いわけでありますが、では、実際に契約の箱は、どうやって使うのでしょうか?

ただ、箱の前に立っていれば神と交信できる?

と言われれば、箱などなくても私たちは神と交信できますよね。

スディー自身も、私たちが心を開けば神とはいつでも話ができると言っています。

宝石のペンダント(胸当て)

画像引用:https://www.chabad.org/

この衣装をGPTに読み込み、再現してもらったのがこちら。

ヒストリーチャンネルで見かけた衣装ともそっくりなので、かなり再現性は高いかと思います。

伝統衣装としての規則

胸当ての衣装は、大祭司が着用していた8種類の祭司服の中で最も目立つものだったかもしれません。
それは、長さ 2ゼール, 幅 1ゼールの長方形の布地を折り返して正方形にしたものです。
布地は、平らに伸ばして糸状に切った金、テチェレットに染めた羊毛、アルガマンに染めた羊毛、緋色に染めた羊毛、亜麻の5つの素材から作られました。

胸当てにはアブラハム、イサク、ヤコブの名前と、 shivtei Yeshurun(「エシュルンの部族」)という言葉が刻まれており、 8ヘブライ語アルファベットの22文字すべてが使われていました。

石はそれぞれこのようなラインナップになっており、配置方法は30以上の説があり、どれが正しい配置かは特定できていません。

大祭司の胸当ての宝石
英語名 日本語名 部族
Ruby ルビー ルベン
Topaz トパーズ 黄色 シメオン
Emerald エメラルド レビ
Turquoise トルコ石 ユダ
Sapphire サファイア イッサカル
Diamond ダイヤモンド 透明 ゼブルン
Jacinth ヒヤシンス石 赤橙色 ダン
Agate 瑪瑙(めのう) 多色 ナフタリ
Amethyst アメジスト ガド
Beryl ベリル アシェル
Onyx 縞瑪瑙(しまめのう) 白黒 ヨセフ
Jasper 碧玉(へきぎょく) ベニヤミン

これらは、旧約聖書、特に出エジプト記にその詳細が記されています。

胸当ては、大祭司が神殿で神の意志を求めるときに使われました。

これには、ウリムとトンミムという二つの特殊な石も含まれており、これを用いて神の意志を占いました。

この二つの宝石は特に輝いており、胸当ての背後にはポケットに保管されていたそうです。

象徴的な意味

胸当ての宝石は、イスラエルの十二部族を代表しており、大祭司が神殿で奉仕するときに全イスラエルの民を象徴的に背負っていることを示しています。
これにより、大祭司の祈りと奉仕は全イスラエルのためのものであることが強調されます。

契約の箱を起動する方法

契約の箱は、この宝石をもった大祭司がヘブライ語で神の名前を唱えることで七色に光り輝き、その後、契約の箱も七色に輝くとされています。

また、タルムードや他の古典的なユダヤ教文献には、契約の箱が物理的な空間を超越する存在であり、神の臨在を象徴するものであるとされています​。

(Bible Archaeology Society)​​ (Christianity)​

宝石の光と大祭司の声

大祭司が特殊な音を発して宝石を光らせるという概念は、主に伝承やミドラッシュ(ユダヤ教の解釈文学)に由来します。

具体的な聖書の記述ではなく、後世の解釈や伝承によって語り継がれている部分が多いです。

大司祭が知っている音程によって、宝石が光出すなどというのは、いささかルパン三世の世界観ではあるわけですが、ネウマ譜といって、仏教にもお経の読み方、それぞれ音程は指定されていたわけですから、音の世界は奥が深いと言えるわけですね。

大祭司の声はとても低く、喉の奥から絞り出すような声だったと伝えられています。

後述しますが、ミドラッシュとタルムードにそれらの記述がありますので、シェアしておきます。

コーエンモーダルハプロタイプ

コーエンモーダルハプロタイプ(CMH)は、ユダヤ教の祭司階級であるコーヘン(Cohen、複数形でCohanim)の男性に共通して見られる特定のY染色体ハプロタイプです。

このハプロタイプは、短いDNA配列(短鎖繰り返し配列、Y-STR)の特定のパターンに基づいています。

契約の箱は原則的にアロン(モーセの兄)の末裔が保護者となっています。

1997年に行われた研究によって、コーヘンの男性の多くがこの特定の遺伝的マーカーを共有していることが発見されました。

この発見は、聖書に記載されたアロン(モーセの兄)からの直接の子孫であるという伝統的な主張を支持するものでした。

ただし、注意するべき点として、この遺伝的マーカーは中東地域の他のセム系民族にも広く存在するため、ユダヤ人以外の人々にも見られることがあるということです。

契約の箱の起動にコーエンモーダルハプロタイプが必須かどうかを指すものではありません。

この遺伝子が果たして声帯に影響を及ぼすでしょうか。

もう少し歴史的な考察も必要になってきます。

ミドラッシュと伝承

ミドラッシュとは?!

ミドラッシュ (Midrash) は、ユダヤ教の解釈文学の一部であり、特に聖書のテキストに対する詳細な注釈や解釈を含む文学的作品群を指します。
ミドラッシュは、聖書の文章の意味を探求し、その教訓を現実の生活に適用するために用いられます。

ミドラッシュとは?!

タルムード (Talmud) は、ユダヤ教の聖典の一つであり、ミシュナとゲマラから成る膨大な教義と解釈の集積です。
タルムードは、ユダヤ教の法律、倫理、哲学、歴史、および民話に関する幅広い議論を含み、ユダヤ教徒の宗教生活と学問において中心的な役割を果たしています。

  • ミドラッシュやタルムードの一部では、大祭司が神の名前を唱えることでウリムとトンミムが光を発することができるとされています。
  • 特に「シェム・ハメフォラシュ」(神の名を特定の方法で発音すること)がこれに関与しているとされます。この名は神聖で、特定の状況下でしか発音されません。

ミドラッシュとタルムードに記載されている宝石の記述をピックアップしてみました。

ウリムとトンミムに関する記述
出典 引用 日本語訳
Midrash Rabbah “Eleazar the son of Aaron was invested with the Urim and Thummim, while the urn for the lots stood before Joshua. . . . Before ever the lot came up Eleazar would say, inspired by the Holy Spirit, ‘The lot of such-and-such a tribe is coming up and indicates that he shall receive his territory in such-and-such a place.’ Joshua would put out his hand and the said lot would come up.” 「アロンの子エルアザルはウリムとトンミムを持ち、くじの壷はヨシュアの前に置かれていた。… くじが出る前に、エルアザルは聖霊に導かれて『○○部族のくじが出て、○○の地を受けることを示しています』と言った。ヨシュアは手を伸ばし、そのくじを取り出した。」
Talmud (Yoma 73b) “Rabbi Yochanan said: The Urim and Thummim are the name of God written on parchment which was placed between the folds of the breastplate of the High Priest. When the High Priest inquired of the Urim and Thummim, he would meditate and then he would see the letters protruding and shining from the breastplate.” 「ラビ・ヨハナンは言った:ウリムとトンミムは、祭司長の胸当ての折り目の間に置かれた羊皮紙に書かれた神の名前である。祭司長がウリムとトンミムに尋ねるとき、瞑想し、胸当てから突き出て輝く文字を見ることができる。」
Mishneh Torah, Klei Hamikdash 10:11 “When one inquires of the Urim and Thummim, he would face the Divine Presence and the inquirer would stand behind him. The inquirer would ask, and the High Priest would meditate on the Name written in the Urim and Thummim. The letters would protrude or light up to form the answer.” 「ウリムとトンミムに尋ねるとき、祭司長は神の御前に立ち、質問者はその後ろに立つ。質問者が尋ねると、祭司長はウリムとトンミムに書かれた名前を瞑想する。文字が突き出たり光を放ったりして答えを形成する。」
Chabad.org “According to most traditions, the Urim and Thummim were a piece of parchment with G‑d’s four-letter name written on it. When the Kohen Gadol would inquire of the Urim and Thummim, certain letters on the breastplate (upon which the names of the twelve tribes were written) would appear to protrude or light up, producing an answer.” 「ほとんどの伝統によれば、ウリムとトンミムは神の四文字の名前が書かれた羊皮紙であった。コヘン・ガドルがウリムとトンミムに尋ねると、胸当ての特定の文字(十二部族の名前が書かれている)が突き出たり光を放ったりして答えを生み出す。」
Jewish Virtual Library “The Rabbis understood the Urim and Thummim to be part of the breastplate of the High Priest and that its oracular function came from light shining through the 12 gemstones mounted on the breastplate.” 「ラビたちは、ウリムとトンミムが祭司長の胸当ての一部であり、その神託の機能は胸当てに取り付けられた12の宝石を通して輝く光から来ると理解していた。」

音声と宝石の関係

古代の儀式において、音声や音楽が重要な役割を果たしていたことは広く知られています。

音声が宝石の光に影響を与えるという考え方は、音波が物質に影響を与えるという現代の音響学の概念とも関連づけられます。

特定の音声や声の波動が宝石の内部構造に影響を与え、それによって光るという理論は、現代の量子物理学や振動理論とも通じるものがあります。

現代の人類では解明できていませんが、例えばピラミッドの石は音によって操作されていたとする説もあります。

ここからは音響学になりますが、Pythonなどを使って言語パスバンドなどを調べていく道筋があるかと思います。

まずはヘブライ語のアルファベットの発音をチェックしてください。

Youtubeでのヘブライ語アルファベット

先述の表のように、「アロン(モーセの兄)の子エルアザルはウリムとトンミムを持ち、聖霊に導かれて『○○部族のくじが出て、○○の地を受けることを示しています』と言った。」

言葉による呪文のようなものです。

アロンは実際に契約の箱の形成に携わったものであり、アロンの末裔であるレビ族が契約の箱を長らく管理していました。

タルムード (Yoma 73b)には「ウリムとトンミムは、祭司長の胸当ての折り目の間に置かれた羊皮紙に書かれた神の名前であり、祭司長がこれに尋ねるとき、文字が突き出て輝く。」

このタルムードに書かれる神の名前というのが、エロヒムでもヤハウェでもなく、「シェム・ハメフォラシュ(Shem HaMephorash)」という名前なんですね。

シェム・ハメフォラシュは、特に大祭司や預言者が神の意志を求める際に用いられる非常に神聖な名前であり、その使用には厳格な制約があります。

ちなみにユダヤ教の伝統では、神の四文字の名前「YHWH」は非常に神聖であり、通常は発音されません。

その代わりに「アドナイ」や「ハシェム」といった代替名が使われます。

この名前はモーセに対して神自身が示したものであり、ユダヤ教における最も重要な神の名称の一つです。

YHWHは通常発音されないのはなぜか?

詳しくは「主とはなにか?」の記事を参照してください。

ランバム (モーセ・マイモニデス)では、「ウリムとトンミムに尋ねるとき、祭司長は神の御前に立ち、瞑想し、文字が突き出たり光を放ったりして答えを形成する。」

これらの現象と、間違いなく声、つまり音が関連していると推測しています。

ここの探求は難しいかもしれませんが、今後研究が進めばまたみなさんにシェアしていきましょう。

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