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全体主義と民主主義を天秤にかけてみたときに、まるで民主主義が正義かのように見える風潮が昨今はあるかもしれません。
しかし、物事は常に表裏一体であり、諸行無常。
民主主義だって表にもなり裏にもなり。
だからこそ、たとえグローバリズム対反グローバリズムといえども中道が常に私たちの思考を整理する道標となるわけであります。
人間は考えるという真の労働を避けるためなら何でもする
これはエジソンの名言として有名な言葉。
発明王として有名なエジソンですが、実業家としても非常に優秀であり、GEはエジソンが創業したことでも有名です。
交流・直流の電流戦争というものがあり、この電流戦争にエジソンが勝利していた場合は、GEにはエジソンの名前が社名として残っただろうとも言われています。
そんなエジソンですが、人間は考えることが本当に嫌いであると言葉を残しているわけです。
人間は驚くほど考えない生き物であり、さらにそこへ情報が常に錯綜する現代においては、「思考停止」状態が蔓延しているわけであります。
例えばTikTokなどのスワイプ型のコンテンツ消費システムというのは、スロット、パチンコをしている人の脳構造と同じになるわけです。
旧型のSNSであっても、バッジがつくかと思いますが、あれが報酬系を刺激するため、そのシステムそのものに依存するという形となるわけです。
元々考えたくない人間は、さらに考えることが嫌になっていく・・・
では、そのSNSを開発したのは誰か?グローバリストであり
グローバリストたちは私たちを報酬系依存状態に陥れようとしている・・・
という論理が成り立つわけでありますが、そこに落ちたのは紛れもなくその人本人の選択であり、あくまでも悪魔は選択肢を用意したにすぎないわけであります。
ここに民主主義の問題点が露呈すると言えませんか?
本当に正しい選択肢なのか?
人間は元々群れを作る生き物です。
群れを組織するためにはリーダーが必要です。
リーダーのIQが高く、賢い場合、民衆は間違った選択をせずに済みますよね。
ところが、民主主義を圧倒的に支持する群れが、全員の多数決で選択を決めようとなればどうでしょうか?
おそらく日本国民の大多数の人々は報酬系依存であるSNS,スワイプ型コンテンツに大量の時間を消費していると思いますが、この報酬系依存型の統治というのは、SNSに始まらず、昭和時代はタバコでした。
報酬系を掌握していると、実に洗脳状態を作り出しやすいわけであります。
タバコの販売や価格は国が掌握しているわけです。
さて、これだけではイメージがしにくいでしょうか?
正しい判断か間違った判断かはわからないところがあるでしょう。
アメリカとロシアが完全民主主義になった世界
では次にアメリカとロシアが完全に民主主義世界になった状態をイメージしてみましょう。
今ロシアは民主的とは言えない状態ですし、アメリカも民主主義の皮を被った全体主義と主張する人がいます。
まあこれはひとまず置いておいて、少なくとも核のボタンはアメリカの大統領とロシアの大統領が持っているわけであります。
かつてもっとも核戦争の脅威があったのが、キューバ危機。
内容はググっていただくとして、同じような危機が発生した場合どうでしょう?
ある日、みなさんのスマホに大音量の警告音とともにYESかNOで表示されました。
どちらかのボタンを押さなければいけません。
制限時間内に押さないとスマホが爆発するからどちらか選ばないと痛いです・・・と一応付け加えておきましょう!
国の未来、存亡を決める重要な決定は完全民主主義の世界ではみなさんの多数決に委ねられます。
「相手国が核ミサイルを発射しました、報復のミサイルを発射しますか?」
このメッセージを受けたあなたならどうしますか?
どのような判断をしますか?
情報の精査、着弾するのかどうか?情報はありません、仮に正確な情報が同時に表示されたとしていかがでしょうか?
あなたに判断ができるでしょうか?
キューバ危機は一人の勇気と知恵を併せ持った人の判断で全世界が救われました。
本当に民主主義は安全か?
やっぱり考えないといけないと思いませんか?
歴史上独裁政治が成功した事例の一つが我が日本、江戸時代でした。
天下泰平を常に願うトップが全国民を完全統率していたわけです。
重要な判断はお上がしてくれる、それに従っていれば平和に暮らせる。
考えたくない人間にとってこんなユートピアが他にあるでしょうか?
グローバリズムは考えなくていいわけであります。
反グローバリズムは生きるために考えなくてはいけないのであります。
自由とは何か?常に考え続けなければいけません。
常に考え続けられる人が本当の自由を手に入れられるのかもしれませんね。