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2段階認証のターミナル管理は暗号通貨の取引所やウォレットに便利!
Macのターミナルで使える小技を学べます!
コマンドでネット速度を計測
networkQualityはミリ秒単位ではなく1分間のラウンドトリップ数(RPM:Round Trips Per Minute)を指標としてネットワークを評価してくれます。
ターミナルから実行するとインターネット回線速度テストのようにアップロードとダウンロードキャパシティが測定され、インターネットの応答速度をRPMで表示してくれます。
ターミナルで
networkquality
Appleでネットワークエンジニアを務めるStuart Cheshireさんによると、ネットワークがアイドル状態の応答速度で、実際のネットワーク状態を知るのは難しく、ミリ秒という指標も分かりづらいとして、networkQualityコマンドを開発したそうです。
システムのリソース使用状況
top
このコマンドは、実行中のプロセス、CPU使用率、メモリ使用量、およびその他のシステム情報をリアルタイムに表示します。
ターミナルからスクショ
screencapture
コマンドは、ターミナルから直接スクリーンショットを撮るために使用されます。
このコマンドは様々なオプションを持っており、スクリーンショットの撮り方を細かく制御できます。
全画面のスクリーンショットを撮る
screencapture ~/Desktop/screenshot.png
選択した領域のスクリーンショットを撮る
screencapture -i ~/Desktop/screenshot.png
ウィンドウのスクリーンショットを撮る
screencapture -iW ~/Desktop/screenshot.png
追加のオプション
カーソルを含めない
screencapture -C ~/Desktop/screenshot.png
タイマーを設定する
screencapture -T 5 ~/Desktop/screenshot.png
ファイル形式を指定する
screencapture -t jpg ~/Desktop/screenshot.jpg
例えば5分のタイマーで選択した領域のスクリーンショットを撮るコマンドはこうなります。
screencapture -iT 300 ~/Desktop/screenshot.png
このコマンドの各部分の意味は以下の通りです:
screencapture
: MacOSのスクリーンショットツールを呼び出します。-i
: 選択した領域のスクリーンショットを撮るためのオプションです。-T 300
: スクリーンショットを撮るまでの待機時間を秒数で指定します。ここでは300秒(5分)を設定しています。~/Desktop/screenshot.png
: スクリーンショットのファイル名と保存場所を指定しています。この例ではデスクトップにscreenshot.png
という名前で保存されます。
キーボードから素早くターミナル起動する
プログラミング中にマウスを持たずにターミナルをそのまま起動したいですよね。
そんなときはAutomatorにターミナルを登録すれば実現できます。
アプリを起動し、検索窓から「アプリ」と検索するとアクションのリストが出てきます。
アプリケーションを起動項目をグレーのゾーンにドロップします。
ワークフローが受け取る項目は「入力なし」に設定してください。
ドロップした先の選択画面からターミナルを選択。
コマンドSで任意の名前をつけて保存しましょう。
保存が完了したらアクションの登録は完了です。
ショートカットキーを登録
次にシステム環境設定から「キーボード」を出します。
ショートカットを選択。
次の画面でサービスを選択します。
サービスを選択すると一番最後のリストに先ほど登録した任意の保存名があります。
今回はわかりやすくTerminalと保存しているので出てきています。
ここで自分の好きな(他のショートカットキーと被らないように)キーを設定すればOKです。
筆者はシフト+コントロール+Tで起動させました。
画像の入手先情報を削除
(自身の)サイトからダウンロードしたJpegなどを右クリックして詳細表示させた場合、入手先アドレスが記録されています。
それらを削除するにはターミナルで
xattr -d com.apple.metadata:kMDItemWhereFroms [/ディレクトリ/ファイル名]
xattr -d com.apple.metadata:kMDItemWhereFroms
の後に半角スペースを開けてファイルを直接ターミナルにドロップしてEnterでもOKです。
2段階認証をターミナルで管理
認証キー取得後はエイリアス(ショートカットキー)の登録で素早く呼び出せますのでセキュリティーを考慮しつつ試してみてください。
エイリアスの作成は最後にシェアします。
oath-toolkit をインストール
brewでインストールしましょう。
brew install oath-toolkit
インストールが完了したらあとは2段階認証のキーを発行してもらいますが、QRコードが表示されたら必ず周辺に「読み取れない場合」等のリンクがありますので、そこをクリックすると読み取りが可能になります。
キーは一度しか発行されないためしっかりとご自身の方法で安全に記録しておきましょう。
oathtool --totp --base32 "ここに発行されたキーを入力"
コマンドの履歴について
よりセキュリティーレベルを上げるためにコマンドの履歴を残さない設定ができます。
HISTCONTROL=ignorespace
このコードを実行すると以降コマンド入力時、頭に半角スペース開けると履歴が残らないようになります。
Macなどは基本的に指紋でコントロールされているためセキュリティーは大丈夫かと思いますが、念には念を入れたい方は実行してみてください。
oathtoolの前に半角スペースを入れてから実行してください。
ショートカットで呼び出し
作成手順としてまずはMacのホームディレクトリに.bash_profileファイルを作成します。
# ホームディレクトリへ移動
cd
# bash_profileを作成
touch .bash_profile
次に.bashrcにエイリアスを記述します。
ターミナル起動時に毎回読み込まれるファイルが.bash_profileになります。
.bashrcにエイリアス(ショートカットキー)を定義して保存し、.bash_profileと.bashrcを紐付け、.bash_profileと一緒に呼び出してもらおうという作戦です。
vi ~/.bashrc
.bashrcの編集画面に入ります。
こちらの操作に関してはキーボードのiでエディタ画面になります。
使いたいエイリアスを登録していきましょう。
登録は
alias 呼び出し名='呼び出したいコマンド'
となります。
aliasと呼出名の間は半角スペース一つ。
=の前後はスペースなしです。
ここにスペースがあるとエラーになりますので注意してください。
このエイリアスは1行づつ書き込んでいくことができます。
すべて書き終わったら保存します。
保存方法ESCボタンでエディット終了、:wqを押してエンターで保存完了です。
次に.bash_profileに.bashrcを読み込ませる作業です。
.bash_profileを開いてエディットしていきます。
ターミナルで
vi ~/.bash_profile
を打ち込み、エディット(iでエディットモード)していきます。
他の記述は触らないようにし、一番下の行に
source ~/.bashrc
を記述。
ESC → :wq → enter で保存してください。
続けて.bash_profileの反映を行いましょう。
保存しただけでは反映されず、上記で保存した内容を反映させるために
source ~/.bash_profile
エラーの解決
M1 Macをお使いの方はターミナルを再起動すると反映されていない!といった症状が出るかもしれません。
.zshrcにも反映させてください。
source ~/.bash_profile
で反映させるとエイリアスが反映されるといった状態ですね。
毎回こんなもの打ってられない。
というわけで解決してしましょう。
open ~/.zshrc
で.zshrcファイルを開き(開いたと同時に編集モードになっています。)
一番下の行に
source ~/.bash_profile
を追記し、今回はコマンドSで保存して終了しましょう。
これで解決されると思います。
注意open ~/.zshrcはテキストエディタが開きますので注意してください。